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Jeordie White(a.k.a.Twiggy / Twiggy Ramirez)を知るためのブログ。時空をさかのぼって不定期更新中。May the force be with you!

「ハワード・スターン・ショー」その① おっぱいに夢中な男たち(1997年)

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 過激なトークと型破りな企画で、80~90年代を中心に若者たちの熱狂的な支持を集めたラジオDJ、ハワード・スターン。その破天荒なキャラクターは、自身の原作をもとに本人が主演した映画『プライヴェート・パーツ』(1997)にも描かれていますが、彼の番組「ハワード・スターン・ショー」に、マンソンとトゥイギーがゲスト出演していました。二人が敬愛するオジー・オズボーンも一緒です。

 番組冒頭に一瞬映るクレジットに「1998」の文字が見えますが、正確な放送日が分かりません。なぜか時期的にだいぶ開きがあるのですが、話の内容から、収録は1997年6月におこなわれたようです。

 映像は22分(CMを入れて30分番組?)。冒頭の10秒から「もし2021年の今これが放送されたら、放送局の社長のクビが一瞬で飛ぶだろうな」という内容です。ハワード自身がこの時期の自分をのちに「反省」していることもあり、今後これがソフト化あるいは配信される可能性は、100%ないでしょう(笑)。公式に見る方法がないため、だれかがあそこにアップしている動画を探り当てるしかないのですが、これがですね…めちゃくちゃ面白いのです!

 一見過激に見えて実は聞き上手なハワード・スターンの進行のもと、まったく何も考えてなさそうなオジー・オズボーンがすべての笑いをかっさらっていきます。さらになんと、「影の主役はトゥイギーだった」というとんでもないオチになっているのです。信じられないほどくだらないポイントに着地点を見出したあたりに、ハワードと番組スタッフの腕のすごさを感じますが、まあとにかく、この放送回が歴史の中に埋もれてしまうのは、どう考えても人類の損失です(少なくともオジー&マンソンファンにとっては)。

 というわけで、「だれかがあそこにアップしてくれた」映像を見ながら、ここに記録を綴ることにしました。これを読んでいる皆さんも、ぜひ「Ozzy Osbourne and Marilyn Manson together on Howard Stern」で検索して、動画を見つけてください(笑)。

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 まずは冒頭から。ゲストの三人が登場する前のスタジオで、ハワードがセクシーな金髪の女の子と何やら会話をしています。彼女の名前がどうしても分からないので、本記事では敬意をこめて「金髪の女の子」あるいは「女の子」と呼ぶことにします。

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テロップのデザインと思いきや、ボカシです

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彼がハワード・スターン

 女の子が何の説明もなく「わたしを足置き台にしてみない?」といって立ち上がったと思うと、全裸でスタスタ歩いて、ハワードの机の下にもぐりこんでしまいました(笑)。最初は「意味が分からないよ。こんなので興奮するわけ?」と戸惑っていたハワード、女の子に「舌の足湯」をしてもらったらしく、すっかりハマっています。スタジオにもう一人、ロビンという女性DJがいるのですが、あきれた様子で見ています。

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あんたたち、なにやってんのよ

  このロビン・クイバースさん、終始鋭いツッコミ&ほがらかな存在感で番組を包み込んでいるのですが、前述の映画によると、もともとニュース担当のDJだったようです。ハワードの番組に出演した際、下ネタに臆することなく一瞬で彼の意図を理解してユーモアあふれる切り返しをしたのがきっかけで、その後ハワード・スターン・ショーを長く支えた方みたいですね。声と話し方がすごく素敵な上、満面の笑顔で楽しそうに笑うので、彼女が画面に登場するとこちらまで明るい気分になります。

 ハワードが「もっとやってもらいたくなっちゃった」と調子に乗っていると、画面に番組スタッフの男性が登場。「彼女、マリリン・マンソンと控室にいたんだけど、みんなでやりたい放題だったよ」と暴露し、その控室の様子が映し出されるのですが…。

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右側がトゥイギー、奥にオジー

 オジーとの写真撮影を終えたらしい金髪の女の子が、マンソンとトゥイギーの二人を呼んでいます。で、いきなり「オッパイ触るの、イヤじゃない?」と確認すると、服をまくって胸を出してしまいました(笑)。さすがのマンソンも「すごい質問だね」と苦笑してますが、女の子が「二人で片方ずつね」とあっけらかんと言うもんだから、二人とも素直に指示に従って、オッパイを触りました。

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トゥイギー(左)は一回触り心地を確かめてから…

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しっかりタッチした模様

 当然ですが、楽しそうです(笑)。写真撮影は無事に終わったようで、画面はいったんCMをはさんでスタジオに戻ります。さきほどの番組スタッフから二人がオッパイに触っていた様子をあらためて聞かされ、悔しがるハワード。「二人とも独身だから」と擁護するロビンに痛烈な皮肉をかましながら、既婚者のオジーはどうしてたのかと尋ねます。「触らずに見てた」と答えるスタッフ。しかし次の瞬間、控室の映像に切り替わり…

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オッパイめがけてダッシュするオジー

 おそらく、「最初の撮影の時には」触らずに我慢していたのであろうオジーが、女の子に「もう一度撮影しましょうよ」と優しく声をかけられた瞬間(というか彼女が言い終わる前に)、矢のような速さで駆け寄って、オッパイを触っちゃいました(笑)。大興奮するオジーに、現場にいる一同は大ウケ。トゥイギーも思わず彼を指さして、マンソンと顔を見合わせて笑っているようです。

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ちょっと、あれ!

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ご満悦で写真を撮り直すオジー

 本来ならお礼を言われる立場の女の子が「みんな、ありがとね!」とさわやかに胸をしまう中、仲良く椅子に並んでオッパイの余韻に浸っている様子のマンソンとトゥイギー。トゥイギーは一瞬カメラを見て、いたずらっ子のようにほくそ笑んでいます。

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オッパイもオジーも最高さ

  感想を聞かれたマンソンが「オッパイみたいな感触だった」と意味深なコメントを残した後、ふたたびスタジオの映像に切り替わり、ハワードがようやく本日のゲストの紹介を始めました。ここまでで、すでにコントを一本観たような面白さなのですが、まだこれ、始まって2分なのですよ、皆さん。ひえー。この記事が、おそろしい長さになるのではないかという予感に震えつつ…。いったんここで区切ります。

 それにしてもこの金髪の女の子、陽気なセクシーさとあふれるサービス精神が素晴らしい上、終始さりげなくみんなに細かい気配りをしていて、女性の目から見てもチャーミングです。あとでハワードが彼女はポルノ女優だと説明していますが、名前が分かりません。テロップも出ずクレジットもされていないのが惜しまれます。名前を知りたい…!

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