今はなきアメリカの音楽雑誌「Blender Magazine」2002年4月・5月合併号にトゥイギーが登場。「スターたちのお役立ちヒント集38」という特集で18番目に登場し、とても役に立つ情報を提供していました。
わずか10行にも満たない記事、というより一言コメントですが、わざわざセット仕立てで撮影されたパジャマ姿のフルカラー写真つき! 情報によほど引きがあると判断されたのか、トゥイギーのアイディアは表紙の見出しにも使われています。
さて、いったいどんなアドバイスをしているのでしょうか?
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ホテルの部屋をゴミ箱化する方法
トゥイギー・ラミレス
「被害が長持ちするように、微妙な工夫をする必要があるね。時限爆弾みたいに。できればチキンとか、とにかく腐りそうなものをルームサービスで頼んだら、それをマットレスの間に挟んでみて。一週間後、ひどい臭いがするはずだ。それから、わざわざトイレに行く必要もないよ。ベッドを使うんだ! とくに、自分のパートナーがベッドにいる時にはね。ただし、やり過ぎて一線を越えないように気をつけよう。毎晩部屋を破壊するのは、自分の顔を殴るようなものだからね」
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いかがでしたか? なかなか最低なアドバイスですね! 役に立つ情報として「ホテルの部屋の荒らし方」を思いついたのが面白いですが、ただ荒らすのではなく、時間差で被害を発生させるという創意工夫を加えたところに、クレイジーさが光ります。
さて、いつもならインタビューの中に出てくる出来事や人物について補足を加えるのですが、今回ばかりは、補足するべきことが何もありません(笑)。このままだとあまりにも短い記事になってしまうので、過去の映像でトゥイギーが実際に(ホテルではありませんが)室内を荒らしている場面の中から、筆者が好きなものを3つ選んでみました。
↓ ↓ ↓
【第1位】 パイプ椅子やゴミ箱を全力で投げつける:破壊度★★★★☆
2003年に撮影されたこちらの映像。パイプ椅子やゴミ箱を使って、シャワールーム(?)を完全に破壊しています。ホワイトボードがそのままだと大きすぎて入らないので、ジョシュ・フリーズと協力して斜めに傾ける冷静さが笑えます。
【第2位】 パイプ椅子で天井をぶち抜く:破壊度★★★☆☆
パイプ椅子は昔からお気に入りのようで、マリリン・マンソンの『God Is in The TV』でも、天井をぶち抜くアイテムとして使っていました。賭けをしていたのか、一枚ぶち抜くごとに「50ドル!」「100ドル!」と声援が。最終的に300ドル獲得したようです(笑)。
【第3位】 ゲロを吐く:破壊度★★★★★
普通の神経を持った人なら目を疑う、トゥイギーの嘔吐シーン。もはやすがすがしいほどの吐きっぷり、そして汚れた手をニヤリと笑いながら掲示物でぬぐう最低な姿は、マリリン・マンソンの『Dead To The World』で見ることができます。
…というわけで以上、トゥイギー流ホテル(&バックステージ)の荒らし方でした!
★★目次★★